アールデコ期のトゥッティ・フルッティ(果物の詰合わせ)を想わせるエキゾチックな逸品。当時は、多くのマハラジャが欧州に逗留していました。インドから持参したカーヴィングカラーストーンをグランサンクに預け、仕立てを依頼し、仕上がったのが、オリエンタルな香りを漂わせる当該様式。磨き抜かれたエキゾチシズムは欧州の王侯貴族の間でも人気を博するようになり、彼ら向けの受注製作も始まりました。アンティークとして遺されたタイムレスピースは、現在に至るまで人気が衰えることなく、オークションでも高値で落札されます。当作品は、色彩豊かなトゥッティ・フルッティ・リバイバル。着け手のジュエリーへの造詣の深さを示唆します。
■素材:K18
■宝石名:エメラルド ルビー ダイヤモンド
■主石:E=11.25ct
■脇石:R=6.95ct D=6.28ct
■寸法:最大幅25.0mm
■NC長さ:38.0 cm
■重量:48.1g
■付属品:なし
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